母との外出で思うこと


この頃、母と一緒に外出する機会が増えました。

母は車いすです。
私は二足歩行です。
すると車いすの母との外出ではいろいろ感じること、考えること、が出てきました。

仙台は古い町です。市内メインストリート一番町を挟んで立ち並ぶ建物、外装は新しくても建物自体の構造が古かったり。
ということは結構車いすでの利用が不便なことがあります。
新しいビルはそれ相応に対応していますが、そうでないビルにはときに不便を感じます。
だから特にトイレは街中を散歩するときはデパートを利用します。


さて、母と外出する時は、必ず車いすで利用できるか情報を確認します。
先日訪ねた和食屋さんは、一応車いす対応と言われました。トイレも。
エレベーターは車いす一台と付き添い1人が利用できました。
トイレは…というと確かに車いすは入りますがギリギリ扉との隙間が1〜2㎝ほど。おまけにどう考えても付き添い者は入れません。そして車いすの方向転換も無理。壁にキズを付けないかドキドキしました。


松島へ行ったときは、事前に車いす利用者がいることを告げていたので臨席を気にしないでよい奥のテーブルがセッティングされていました。景色も良く両親大喜びでした。でも、残念、トイレが車いす対応ではありませんでした。段差があり、結局、母を抱えてとなりました。

意外に施設的に安心できるのは郊外のショッピングモールです。でも、母はあまり好みではありません。
なかなか難しいです。

母のような車いす利用者は、外食のとき、食事だけでは済みません。やはりトイレ環境も大事です。
そして何よりお店の入り口。どんな素敵なお店で車いすが入れても中で段差になっていたり手の込んだ作りになって車いすが先へ進むことが難しかったりというお店がけっこうあります。


どうしても母が居心地よく利用できるお店となるとだんだん決まってしまいます。


これからお店を開店しようと考えていらっしゃる方がいらしたら、是非、母のような車いすの人たちがゆったりと移動できるようなお店を作って下さいね。特にトイレは広々と。なーんてつい考えてしまいます。
by hahamego | 2013-05-23 14:29

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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