父との夕食

この頃、平日に父のところへなかなか行く事ができません。
理由は修繕工事や片付け、体調不良に次女の通院などなど。
でも、一週間に最低でも1回は顔を出さないと心が痛くなります。
だからといってせっかく訪ねても手のひら返しを浴びたりするのですが…。

先日も母の今後に付いて
「俺はもう年だから母さんと一緒の生活は無理だ」と断言したのに
そのことばが乾かないうちに施設に
「来春にはいっしょに住みたい。その前にも何回か家に連れて来て泊まらせたい」
と言っていたそうです。
お嫁さんと探しまわって1年かかってようやく入れた施設なのに…。
お嫁さんと絶句。
ケアマネさんからはいつ頃帰られますかと言われ、焦る。
父の勝手さにまたも飽きれてしまった。

誰が、その間の母のお世話をするの?
去年もその前も年末お正月と私が泊まり夜通し母の世話をした。
当たり前だとはわかっているが、年末、3家族分のおせちを作りお正月の準備に追われ、ヘトヘト。
自宅を娘達にまかせ私は実家へ。
父はまるで一生分疲れたみたいに、呼んだ母を放置して寝てばかり。
母が落ち着かなくなると父は周囲に当たり散らす。
小さいものたちに白羽の矢。

こんなことの繰り返し。
でも、やはり父親。
寒さも続き、心配。

今日は、主人が出張。テスト勉強中の次女は二つ返事で父との夕食をOKしてくれた。
父の好きな物を作り、明日の朝と昼が困らないよう準備も。
次女はやさしい口調で父と話をしてくれる。

大きな家に灯りがついていた。
玄関も明るく和室には暖房が。
待っていたことが一目でわかる。

3人で夕食。
お菓子と紅茶。
おしゃべり。
洗濯物の後片付け。
どれもふつうに。

血がつながっているということは、時に、すごく不思議に感じる。

あんなにゴタゴタギクシャクしていても、何事も無かったようにまた時間を一緒に過ごす事ができるのだ。

今頃、安心して好きなテレビを見ながら寝ているに違いない父。

もうすぐまた寒い季節の到来。
どうやってこの冬を父と乗り越えよう…。
父の心の内がわかるだけに複雑だ。
by hahamego | 2011-10-30 22:25

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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