「泣」

自宅の片付けと余震にくたくたになってしまい、自宅には行かず、レンタとつかの間の散歩を楽しんだ後、街中へ。

一番町、三越、藤崎、見慣れた風景も、やはり震災色。
あちらこちらがひび割れができていたり壊れていたり。
道行く人も疲労の顔色。

でも、意外に出店が多く、お弁当や、たまごや牛乳、トイレットペーパーまで売られています。
娘達と3人で開いているお店で思いついた物を買いました。

藤崎デパートの化粧品売り場には、いつもの店員さんがいて、次女の卒業式用に私の化粧品を買ったら
「これを使ってください」
と、どうやっても手に入らなかった「水のいらないシャンプー」を下さいました。

青葉通りの側のガラスが壊れているため、店員さん達の手は冷たくかじかんでいましたが、笑顔だけはいつも通り。感謝です。

しばらくして、2時間歩き回ったら足もくたくた。途中で、長女が31アイスクリームがオープンしている事を発見。
みんな大喜びで久しぶりの味を楽しみました。
そして、お店を出たところで娘達がお世話になっているYMCAのリーダーとばったり。
お互いの無事と再会を喜びました。
リーダーは、連日被災地を駆け巡っている様子。
靴がぼろぼろになってしまったので、半日の休暇に靴を買いにきたそうです。

いろいろ話しているうちに、涙がこぼれてしまうことも…。
そのとき、リーダーがこんな話をしてくれました。

「『泣』という字は、こんな意味があるんですって。
いっぱい涙を流した後は立ち上がらなければならない義務があるんだって。」

心がくたくたになって今日は街に出ました。
でも、そのおかげでリーダーに出会え、元気をいただきました。

今日も、また、元気を分けていただきました。

ありがとうございました。
by hahamego | 2011-03-26 06:51

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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