老人の蓄え

昨夜、届け物があり父のところへ。
またいつもの通り施設に入っている母から
「お金がない!これから暮らしていけない!!どうするんだ?!」
という内容の電話が何回もあったせいで機嫌が悪い父。
「気にしてもしょうがない。」
と告げた。
今朝も電話の向こうの父の声は低く機嫌は最悪。
多分、あれからアルコールを飲んだようだ。

土曜日、母のところへいった際には機嫌も良く落ち着いていた。
日曜日は、弟夫婦が行ってくれていると安心していたらハズレ。
今日あたり様子見に行ってくれると良いのだが…。

それなりに蓄えもあり十分に老後は暮らしていけるはずなのだが
母の頭には何回説明しても無理。
認知症を抱えているので仕方がないのだが、
気分が不安定になるとなかなか口から出てくる言葉も厳しい。

これをあきらめて自宅へ戻せば確かに施設費はかからなくなり
私たちの交通費や時間も短縮される。
しかし、反比例して危険や繰り返される意味のない戸惑いも発生するはず。

父はそれなりに節約して暮らしている。
贅沢はしていない。
年金で十分に生活している。
でも、運動量がほとんどないため脚力が急激に落ちている。
ケアマネも心配している。
自分の思うようにならない生活は断固拒否する父。
同居などまず無理。
でも、母の心の揺れが父の生活を不安にしてしまっています。
どうしたらよいのだろうか?

今朝のテレビで蓄えがあって優雅な生活をしながらも、人と人との交流がなく別な意味でのわびしい生活を送っている老人の姿が放映されていました。

わからない。

週に一回はこのことで心身ともにへこんでしまいます。

週中は、また、母を市内の病院へ連れて行かなければなりません。
「遠い、田舎だ、こんなみじめな生活はいやだ、不幸だ、死にたい…」
と、言い続ける母の姿が今から思い浮かぶ。

週の初めから気分がのりません。
by hahamego | 2011-01-17 08:29

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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