病院観察

母がICUに入っている間、手術室から毎日人が入っては一泊して一般病棟へ戻っていく。

老若男女いろいろ。

カーテン越しに聞こえてくる声の様子で、どんな人なのかが想像できる。

かわいい声で

「イタイ、イタイ!」

と泣きながらも、母らしき声にプリンが食べたいと甘える声。

翌日姿を見たら、中学3年生の女の子。


隣のベットには

「いて〜、いて〜」

という太い声。

一晩中、「痛み止めくれ〜!注射打ってくれ〜!座薬してくれ〜!」

と騒いで情けないほどうるさい。

翌朝、奥さんとお嬢さんが来た途端

「痛いの、治ったぜ!」

とケロッとしている声。

廊下でみかけたら180㎝あるガッシリしたおじさん。

昨夜の姿(見てないけど)とは考えられないほど元気で

看護婦さんや女性の患者さんに声かけまくっている。

なんとゲンキン!!

そして静かに時が過ぎるのをジッと耐えているおばあさん。

時折声をかけに来る看護師さんにしっかりした口調で応対している。

カーテン越しでもおばあさんのキリッとした人となりが想像できる。


私の母?
ん〜…多分手術が大変だった分、カーテン越しの向こうの方から見れば、
ぼけぼけになってしまった哀れなおばあさんと思われるかも。


でも、今はそんな母も一般病棟でリハビリしごかれています。
がんばろう〜!!
by hahamego | 2010-05-20 18:17

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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