最後のこと…

廉太郎、この頃、悲しくなるくらい老いが進んでいます。

目が見えなくなってしまっているので、まるでベランダを縁取りするように歩く廉太郎
腰が曲がってきてふらふらふらつき、まっすぐ歩けなくなった廉太郎
腰に力が入ってしまうと所構わず脱糞してしまう廉太郎
ご飯食べるのに体が支えられなくなって倒れてしまう廉太郎

そして危険度が増してきている廉太郎
今までもお話してきましたが、あちこちの頭を突っ込んでBackできなくてそのままフリーズ大騒ぎってありましたよね。
今はさらにバージョンアップして危険度が増してきています。
挟まってしまうとそこでもがいて仰向けになってしまいパニックになってしまうのです。
昨日は朝一で病院へ行き一時間ほどで戻ってきたら庭のあたりから悲惨な声が聞こえます。
慌てて庭へ行ったら、廉太郎がまた仰向けになって大パニック。頭を突っ込みやすい所には防止用にバケツや箱などを置いているのですが、予想も付かぬ所に入ってしまう廉太郎です。
廉太郎の別荘小屋と踏み台にしていたブロック台のわずか20㎝弱の狭間にすっぽり。
たぶんブロック台に寝ていてそのまま隙間にずり落ちて仰向けになってしまったのでしょう。
救い出そうとしたら私の手にパクッ!こわ〜(@0@:)
でも何とか救出。
落ち着くまで抱っこ。呼吸が嵐のごとくなっておりました。

先行きを心配しながらの毎日、昨夜、次女と父の所からもどるとマンション入り口でマリちゃんママとバッタリ。マリちゃんって覚えていらっしゃいますか?ご近所で最長老で23才で亡くなったマリ婆さん。
話題は久しぶりにあった次女の成長にビックリ!のこととマリちゃんの亡くなるまでの様子。


毎朝、毎日、顔見るたびに「まり、元気してる?」じゃなくて「マリ、生きてる?」って声をかけていたとのこと。
実は私も時々そうなんです。
「廉太郎、生きてる?」って。
そして廉太郎とそっくりの老いの進み方。ちょっと溜息。

お別れが近くなってきた頃は
歯が無くなったマリちゃんには人間介護用のスプーンで食べさせていたそうです。
体重は4キロまで減ったそうです。
歩くときもというかもう自分で立ち上がれなくなっていたので、腰を持って支えて歩かせてあげて歩かせてあげたり、散歩は抱っこして土の上においてげて、土の感触を楽しませてあげ、また抱っこして帰って来るという感じ。
やはり目が離せなくなり、最後はそばについて寝ていたとのことです。
そしてマリちゃんが息を引き取ったあと、どうしたか…そこまで教えて下さいました。

「ひとはそれぞれだと思う。でも、私はマリとの思い出はいっぱいあるし最後までできるかぎりのことをしたので後悔はなかった。だからマリを火葬場まで連れて行き、遺骨は、火葬場で管理している場所に埋葬してもらったの。犬は野生のもの、だからマリも野生。だから土に返してあげたの。
ときどきマリを思ってお花を届けてくれる人もいるけど、あんまり得意じゃ無いのよ、そういうの。
心にしっかりマリがいるからそれでいいの。形を残さなくていいの」

ふだん聞けないことを教えていただき、現実を痛感。
我が家もこれは避けられないこと。心しておかねばなりません。


廉太郎、ボスも父さんもあーちゃんも姉さんも、もう少し廉太郎と一緒にいたいなあ〜。
by hahamego | 2013-10-12 09:14 | 柴ワン廉太郎のこと

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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