A WAY FROM HER

午後の予定がこの天候でキャンセルになりました。
お天気の変化も読めないので外出は避けることにしました。
今日は朝から気が重い。

掃除して洗濯して気がつけばお昼。
学校から1年の一クラスがインフルエンザで学級閉鎖という知らせが来て、いよいよ我が家も秒読みかと溜息一つ。
溜息と言えば、今日の天気への不安もあって昨夜、父の所へいろいろおかず持参したことも溜息の原因の一つ。玄関が閉まっていたので直接父の部屋の窓を開けると熱帯のような温度になっている部屋の床に転がっている父。ベッドの上にはヘルパーさんが用意してくれた夕食のお膳が。そして目に入って来たのは床に転がる四合瓶。「一の蔵」、まただ。突然の私の登場に慌てふためく父。お酒臭い。
見て見ぬ振りの私。気づかないと思う父は安心したようにしゃべりまくる。人はウソをつくとき妙におしゃべりになる。まさしくこれ。タクシーを待たせていたので用件のみ済ませ父の家を後にした。喧嘩は嫌だ。でも、心の中にくすぶる種が蒔かれてしまった。
そして朝、父と母から別々に電話が来た。父は母の言動について、母は父の対応の悪さについて。
種から芽が出てしまい、勢い良く成長して咲く前に破裂してしまいました。
大きな溜息。

TVをつけた。
ケーブル番組表を見たら、気になる番組名が。
「A WAY FROM HER」
番組説明を読むと認知症になった妻とそれを見守る夫(主演:ジュリークリスティ、ゴードン ビンセント)の話。
うるさい音を聞きたくなかったので、観ることに。

美しい上品な妻が認知症になり施設へ。夫は施設へ花束を持って通うが、妻は見知らぬ施設の患者へ心を向け夫を他人として見るようになる。姿も少しずつ崩れて行く。髪はほつれ他人の服を着始める。悩み苦しむ夫。悩み悩み、最後の選択として妻が心を寄せた男を見舞いに連れてくる。そのことを妻に告げようと部屋へ入るとそこにはほんのひとときだが記憶を思い出した妻がいた。話はそこで終える。
 いろいろ感じ、いろいろ思った。自分にも当てはめてみた。自分の老いについても。もちろん今の父と母にも。
見終わって、溜息がでた。それが溜息なのかはわからない。

気がつけば外の雪はやんでいました。
破裂した思いも落ち着いたみたいです。

もうすぐ次女も帰ってきます。
さっ、夕食の準備をしよう。
by hahamego | 2012-02-02 15:01

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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