年末年始を振り返れば…

昨年に続き母が自宅に外泊で戻ってきた。
前回の経験から今回は1泊のみ。

弟夫婦が施設から連れてきてくれ、夕食を皆で食べ、最後はよたよたの父と母と私だけ。
こうなることは分かっていたが父は薬を飲んで先に眠りについてしまい母はイライラが。
意識朦朧とした父を起こし夜更けまで話しかける。

眠りにつくとしばらくして父がトイレへ。
ところが薬を飲んでいるので足がふらつきはいずりながらトイレへ向かう。
途中で間に合わず衣服を汚してしまった。

母はそれをみて冬の厚手の肌着を探して欲しいと私に頼み、夜更けに家中を探した。
出てくるはずもない。
母の記憶は入院する前の2年前の記憶。
父は汚して下着を見られたくないため段ボールに隠し、選択の仕様もないためヘルパーさんと処分した。

「初売りで買ってくるから」
と父は言い訳がましく母に言ったが、どうするつもりか?
こんなよたよたの父が人混みの中を歩けるはずもない。
結局、翌日私たちが買いに行くことになってしまった。

あっという間に明け方。
まともに眠ることもできないうちにまた起こされた。
今度は母がトイレ。
眠る前に父は
「トイレに行くときは声をかけてね。起きるから。」
と言っていたが、薬が効いていて起きるわけもない。

元旦、二晩かけて作ったおせちを皿に盛り、家族たちが集まるのを待つ。
形だけでも正月らしく整え、時間が過ぎる。

途中、弟夫婦が自宅に戻るが、夜はまた皆で食事をとる。
そして母は施設へ。
父は自分が一番不幸とても言うように頭を抱え部屋にこもる。

ヘトヘトになって我が家へ戻ったが、娘達と主人の顔をみて心が和む。
一晩ゆっくり休み、翌日は、また父の世話。
わがままな父にさすがに我慢も限界が。
アルコールや薬がないといられない父。
思い通りにいかないと機嫌が悪くなり、お構いなし。

母を気遣う、父を世話する。
これが介護なのか?

一人ではとてもできない。
来年はどうなるのか?
不安でいっぱい。

どこに年末年始があったのか?

あっという間に時間は過ぎてしまった。

すごく疲れた。
by hahamego | 2011-01-05 00:09

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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