母の行き先

連日の猛暑、外に出る気がおきません。

さて、私の母は入院加療中。
前回お話ししたように、認知症があるためスムースな回復が望めません。

この病院でのリハビリもそろそろ先が見えてきました。

今の世の中、高齢化が進み、老人がどんどん増えています。
でも、少子化のせいで介護力が激減。
限界、共倒れにならないうちに、いろいろな助けを借りなければなりません。

私の母は、認知症が母のいろいろな力を奪っています。
この先、どうしたらよいのでしょうか?
今の病院は、整形専門ですからしっかりとしたリハビリ施設があります。
でも、ここを出れば、同じようなリハビリをしてくれるところをみつけることは難しいです。

先日、知り合いの紹介で、認知症専門の施設を見てきました。
お嫁さんと主人と3人、大きな期待はせずに訪ねました。
驚きました。
施設内はやさしい空気が流れているのです。
毎週、いろいろな行事が催されます。
崖の上のポニョに出てきた老人ホームみたいに保育園が併設されています。

以前母が入院していた病院は、老人性うつと認知症治療の精神科でした。病棟は施錠されていて、空気が留まったまま。息苦しくなりました。
窓も外界が見えないように曇りガラスになっていて、空しか見えませんでした。

お嫁さんとホッとしました。

そして、今日は、病院に併設されている老人介護保健施設へ。
お嫁さんと二人、この空気に固まってしまいました。
1フロアー50人いるのに人手が足りなさそう。
多分、昨日の所と同じ物が飾ってあるのだろうが、きれいではありません。
そう感じました。

マンションに住む友人から先程紹介された施設は、祖父が看取られた病院でした。
ここに‥‥。
気が進みません。

でも、どこの施設も入所まで数ヶ月から年単位の待ち時間。
どうしたものか、お嫁さんと二人、施設探しの旅は続きそうです。
by hahamego | 2010-08-05 16:52

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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