老いた人の心の中

自分ももう50才。
あっという間に時間が過ぎるようになってしまった。
体力気力精神力ともに下り坂。

そんな私の親ですから年齢も父は80才、母は76才。
きっと私以上に老いを感じているはず。

昨年から親の老化は著しく、母は認知症も兼ねているせいか何事もうまく進まない。
父は、自分の好きなように人生を送ってきた人なので、私たちの生活に合わせることが息苦しくてたまらないようだ。特にこの頃は、自分の言ったことが都合良くなのか分からないが忘れていて、指摘するものならすぐ怒り出す。電話は途中で切られ、部屋からは出て行けと言われる。

母はともかく父は自分の思っている以上に老いが自分をむしばみ、それにたいしての苛立ちのせいなのだと思う。

しかし、だからといって、こちらにも限界がある。

玄関ドアにまるで「来るな!」と言わんばかりに張り紙がされる。
尿や便で汚れた下着や寝具は当たり前のようにまるめておかれている。
食事にも「それなら食べるけどこれなら食事はいらない」と約束していても用意していてもドタキャンされる。手に負えないのは、自分で断っていながらもまるで私たちが食べさせていないように他人へ文句を言う。

頭の芯がズキズキしてくる。

父がマンションのショートステイ用の部屋へ来てから2ヶ月が過ぎようとしている。

どうやったらうまく付き合っていけるのだろうか?
by hahamego | 2010-06-27 16:24

手枷足枷で我が道をなかなか行けないショボイ母の日々のため息的ひとりごと。

by hahamego
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